「美肌になる」という言葉を聞くと最初に思い浮かべるのは顔の肌のお手入れをすることではないでしょうか。
正しいスキンケアや上質なファンデーションなども浮かんでくると思いますが、プラス適度な運動も美肌作りには欠かせないのです。
もしあなたが、美肌になりたくてスキンケアに気をつかい、食事や生活習慣にもしっかり気をつけているのに思うような肌になれていないというのなら、毎日の運動をくわえてみましょう。
ではなぜ適度の運動をすると美肌に近づくことができるのでしょうか。
運動が美肌づくりにいい一つが、毛穴への効果です。
冷暖房など過度の空調がされた室内に一日中いると、体は体温調整をあまりしなくなってしまいます。体温調整は毛穴の収縮によって行われていますので、その収縮をしないということは毛穴のはたらきが正常に行われないということになります。
毛穴はただ穴が開いている、という訳ではなくちゃんと「皮脂や老廃物を排出する」という役割を持っています。
なので毛穴のはたらきが正常でなくなった時、皮脂や老廃物は毛穴にたまり、結果として毛穴の黒ずみや肌のくすみの原因となってしまうのです。
そのようなことにならないためにも、運動がおススメなのです。
運動をすることで体を温め、全身の血行が良くなります。血行が良くなると肌の細胞の正常な動作に必要な栄養や酸素をカラダの全体に行きあわたらせ、肌の新陳代謝を高めます。
肌の新陳代謝が高まと、肌の生まれ変わりに不可欠なターンオーバーが正常に行われ、健康な肌をキープすることができます。
また運動をすることで汗をかくと毛穴が開き、毛穴に蓄積された不要な皮脂や老廃物が汗と一緒に排出されます。毛穴の奥からおそうじすることができるのですね。
さらに運動をすると肌にある皮脂腺から皮脂を分泌されます。これが天然のクリームとなり皮脂膜となって肌の表面を覆い乾燥を防ぐのです。
感想が防がれることにより肌に潤いが残り、さらに細菌やホコリ、異物などといった外部刺激から肌を守るはたらきもします。
運動が美肌作りのいいことはまだあります。
運動をして汗をたっぷりかくと角質がふやけて古い部分が剥がれ落ち、きれいな部分が顔を出します。 また美肌やアンチエイジングに有効だと言われる「成長ホルモン」も分泌されます。
肌には直接作用しませんが、運動をすることによりストレスを発散することが出来れば、ストレス性の肌の揺らぎや肌荒れ、ニキビなども緩和するとも考えられます。
心も軽くなり肌もきれいになるなんて、運動をしない理由はないですよね。
さて、運動が美肌にいいことが分かりましたが、具体的にはどんな運動をすればいいのでしょうか。
運動には、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、ヨガ、水泳、サイクリング、などの「有酸素運動」と、筋トレの「無酸素運動」との2種類あります。
美肌作りに効果を見られるのは、体に過度な負担がなく気軽に出来て続けやすい「有酸素運動」と言われています。無酸素運動は代謝をあげ、肌の調子を整える「成長ホルモン」の分泌に役立ちますからできれば上手に両方の運動をとりいれたいところです。
時間やカラ札に負担のない運動を毎日の生活に取り入れて、若々しい美肌を手にいれましょう!