「紫外線」はお肌にとんでもない害を与える、ということは美肌をめざす方なら知っていて当然の情報ですよね。
なんたって肌を老化させる一番の原因が「紫外線」なんですから。
ですから世の中にはたくさんの紫外線対策コスメがでています。
そして科学の発達とともに成分や機能性もどんどんよくなり、SPF50というものまで登場していますが、実はSPFの数値があがるほど肌に負担が大きいと言われているのはご存知でしょうか？
まずは紫外線対策製品にかいてる数字からお勉強してみましょう。
UV乳液やUVクリーム、日焼け止めのパッケージには「SPF」と「PA」という文字があります。
「SPF」は、UVB（紫外線B波：日焼け、シミの元となる）を防止する効果をしめす数値です。
赤い日焼けが発生するまでの時間を何倍遅らせることができるか、ということを表しています。この数値が高く配合成分がシンプルなものがベストです。
【SPF 15-20】日常生活用
【SPF 30-40】レジャー用
「PA」は、UVA（紫外線A波）の防止効果を表す数値で、「＋＋＋＋」、「＋＋＋」、「＋＋」、「＋」の4段階があり、「+」が多いほど効果が高くなります。
ＵＶケア製品は肌の老化を後押しする紫外線をカットしてくれるありがたい製品ですが、肌へのいい影響と悪い影響を持ち合わせています。
SPFの数値が高い製品は、強い成分を使っているため肌への負担が大きい。
SPFの数値が低い製品は、肌にはやさしいが成分が強くないため、紫外線を防ぐ度合いが低下する⇒肌に紫外線が届いてしまう。
肌への負担が大きいとは？
UV製品に入っている「紫外線吸収剤」が原因で肌があれたりすることがあります。「紫外線吸収剤」はさまざまなものを化学合成された成分で、紫外線を取り込み、肌の上で化学反応を起こさせます。その化学反応が肌に刺激があると考えられています。
しかしながら、「紫外線吸収剤」は紫外線をカットする能力が高いためレジャーやスポーツ用に重宝されています。
肌の負担が低いとは？
肌にやさしい成分でできている日焼け止めをはじめとするUV製品は、紫外線を反射する力が弱いため、塗ったつもりでも紫外線が通り抜けて肌に届いてしまう場合があります。
かんたんに言うと、肌にはいいけど効果が薄いということになります。
このようにUV製品は分かれているわけですが、肌が弱い人が刺激成分の入った強いUV製品を使う訳にはいきません。
日傘をつかったり、サンバイザー、マスクなどで日光が肌に届かないようにする努力が必要となってきます。
とはいえ、最近は紫外線吸収剤を使用しないすぐれたUV製品も出てきたようなので、よく探してみるのもいいでしょう。