肌にツヤがある、という言い方をしますよね。
それは実際には肌のどういった状態を示しているのでしょう?
「ツヤ」という言葉を辞書で調べると、
:デジタル大辞泉(小学館)
1 物の表面から出るしっとりとした光。光沢。「宝石を磨いて艶を出す」
2 なめらかで張りがあり美しいこと。「若々しい艶のある声」「肌に艶がある」
と書いてあります。
世の中には「肌のツヤ」を定める定義はありません。しかし、なめらかでハリと光沢のあるものを見たとき、「ツヤがある」と感じることから、そのような状態の肌を見たときに「あの人の肌はツヤがある」などと表現するのですね。
では「なめらかでハリと光沢」がある肌ってどんな肌なのでしょう?
「なめらかでハリと光沢」肌とは、肌の表皮の保湿バランスや角質層の状態が整っていて、光が均一に反射して見える肌のことです。
簡単に言うと「赤ちゃんの肌」ですね。ピッカピカのテュルンテュルンで、まさに艶肌ですよね。
世の中に「ツヤ肌メイク」という言葉がたくさん聞かれるように、「なめらかでハリと光沢」な肌はメイクでつくることはできますが、メイクを落としたら、あれれ?では悲しいですよね。
ツヤのある肌は素肌美人でもあるのです。
では、ツヤ肌に見える肌の状態はどんなコンディションの肌なんでしょう。
それは、皮脂と保湿のバランスがパーフェクトに整っている肌です。
若い肌は新陳代謝がいいので、皮脂をたくさん分泌します。皮脂が肌の上のベールとなり肌の水分の蒸発を防ぎます。角質層にしっかりと保水され、肌が健やかにそしてキメの整った肌になります。
こうした状態の肌にはメラニンがありません。メラニンのないキメの整った健康な肌は、光を上手に跳ね返します。それこそが「ツヤ」に見える瞬間です。
ところで、同じ「光」でもテカリは別物です。
テカリは皮脂の分泌が多すぎて顔が脂っぽくなっている状態のことです。
さて、ツヤ肌は「つくる」とことができると前に書きましたが、そうなんです、できるんです。
それにはあなたの肌によく合ったベースと、光反射パウダーなどが入ったファンデーションやBB,CCクリームを使うことが大切です。光をコントロールする機能がある化粧品なら、ツヤっとした肌の演出も可能です。
もちろん、そうした製品が特長を最大限生かすためには、素肌のコンディションがベストでなくてはいけません。
適切なスキンケアと食生活、生活習慣、十分な睡眠など肌によいことを実行し、最高の艶肌を作る努力をしましょう。